メディア論 個人レポート
0311998122:中村 将規
学んだこと1:欧米ではメディア関係の授業が組み込まれていること
「それは何か」
欧米では義務教育の段階からメディアに対する知識と扱い方を勉強している。一方向性のメディアであるテレビからの情報の影響や、ものを話すときの方法によって印象の与え方が違うこと、断片化されて与えられた情報から一つの情報を組み立てるなど、様々な教育がなされている。
「なぜ重要だと思ったのか」
メディアに対する教育が必要といち早く察知した国では政府が力を注いでメディアリテラシーの授業が開始されている。現在の世界に溢れる大量かつ様々なデータの中から有用な情報を取り出す能力は国際競争の社会で重要な要素になる。アメリカでは全ての教室にアクセス回線を張り巡らそうとしているが、日本ではようやく学校にアクセス回線を引くという状況であるため。
学んだこと2:やらせは表現手法としても重要なこと
「それは何か」
1、捏造:事実になかったことをでっち上げること
2、虚偽:画面は事実だが伝える意味が事実を故意にねじ曲げている場合
3、再現:実際に起こったことを撮影し損なったため、もう一度カメラの前で繰り返させること
4、誇張:番組をおもしろくするために記録された事実に実際以上の意味を加えること
以上はやらせに含まれる四つの作為である。これらの手法を使って製作される番組は中立公正さに欠けることが多いが、世論を誘導することにもなりえる。
「なぜ重要だと思ったのか」
「やらせ」という言葉だけだといかにも人をだますためにやっている、事実をねじ曲げていると言う先入観が自分にはあるが、世論を誘導したりするほどの影響力を持っているので、あまり軽視することはできない。その反面、いかにもやらせっぽいものはそれを真実ではないとわかっていて楽しむことができるので全てのやらせをなくしたらテレビ番組はさぞ退屈なものになるだろうと思った。
学んだこと3:メディアの捉え方の多様性
「それは何か」
講義の最初で「メディア」について調べるという課題が出たが、結局明快な答えを見つけることはできなかった。それを証明するように講義では様々な観点を見いだすことになった。
「なぜ重要だと思ったのか」
メディアに触れない人は世界中探してもいないと思う。それほど普及している分野であるにもかかわらず、これだという答えがでてこないというのはメディアは本当に幅広い分野だと思った。
岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 船生研究室
中村将規(情報システムコース 学部二年)
E-mail : masaki@infosys.soft.iwate-pu.ac.jp