メディア論(担当:鈴木克明)99.8.13.
個人レポート「メディア論を振り返って」


学んだこと1: メディアリテラシー


「それは何か」

メディアリテラシーとは、市民がメディアを社会的文脈でクリティカルに分析し、 評価し、メディアにアクセスし、多様な形態でコミュニケーションを創りだす力 をさす。また、そのような力の獲得をめざす取り組みもメディアリテラシーという。

「なぜ重要だと思ったのか」

メディアは現実を反映するのではなく、現実を構成し、暗黙のうちに価値観や イデオロギーを伝え、私たちの考え方に影響を与えている。情報社会である現代 において、しばしば偏ったメッセージを伝える。メディアリテラシーを身につけてい ない人間はそれに気づかず、メディアの思うがままに操られてしまう。
自分を見失わないためにも、メディアリテラシーは身につけるべきであると思う。


学んだこと2: 表現すること


「それは何か」

伝えたいことがあって、それをきちんと表すこと。

「なぜ重要だと思ったのか」

絵や文章を書くのは、その人がものごとを主張したり説明したりする手段であるが、 実際には、それだけではなく表現とは何かを創り出す力であると思う。しいては、 世界を新しく創っていくことであるとも言える。萩野正昭氏曰く、自分で何かを 創ったときにはじめて人は学ぶことができるし、表現しそれを伝えること (ものをつくること)は人にとって基本的なものであると同時に極めて大切な 行為である、とまさにそう思う。メディアリテラシーを身につけた上での表現は かなり正確な表現につながると思う。


学んだこと3: 情報スーパーハイウェイ


「それは何か」

米国のクリントン政権が進める情報インフラ(社会基盤)整備の名称。 米国全土に光ファイバーの同軸ケーブルを張り巡らし、双方向の超高速情報網を 構築しようという計画。

「なぜ重要だと思ったのか」

これはとても壮大な計画だが、成功すればそこには時間と距離を越えた社会 (首都圏と地方の情報格差がない社会)があり、全ての分野において、 大きな成果があると思う。ザナドゥ・プロジェクトなどはそれを利用する 一つの例である。日本では、物価が高いためなかなか実現にたどり着かないところ ではあるが、「情報ハイウェイ」構想が検討され、秋田や岡山、岐阜など全国各地で 計画実施されつつある。現代において、地方独特の文化が衰退しつつあるなかで、 この計画は地方の文化を大切にしていくものでもあると思う。  


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