ホームショッピング


定義

CATVのサービスとして注目されている双方向のテレビショッピング

解説

これまでのテレビショッピングがホームバイキング(企業と銀行の金融情報 ネットワークはファームバイキングという)と合体した形態になっている。
視聴者は、放送の中でプレゼンターから商品に対する十分な知識と情報を 提供され、各家庭の居間から直接欲しい品物を注文でき、注文された商品は 運送会社の手によって即座に配送手続きされると同時に代金は自動的に、 指定の銀行口座より引き落とされる。
ホームショッピングでは、百貨店の場合に かかる不動産や非常に多くの販売員を教育するためのコストが削減され、従業員の ための休業日を設ける必要もない。
また、CATVの場合には、契約時に得られる 視聴者個々のプロフィールや契約銀行口座などの情報を利用するマーケティングを 行うこともできるので、より視聴者のニーズに密着したきめ細かいサービスを 提供することが可能になる。
通信販売とテレビショッピングの普及しているアメリカ では、今後、この分野の市場規模はかなり大きくなるものと期待されており、 CATV側にとっても売り上げの一部をチャンネル貸付料として受け取るメリットが ある。
日本では、カタログショッピングのシャディーがB-ISDNを使ったサービスに 進出している。
また、画像処理システムのスキャンテクノロジーは、 アスキーネットを使ったオンライン・ショッピングとして静止画データとして 文字情報によるバーチャルデパートを’95年6月から始めた。


参考文献 : 「マルチメディア辞典」、デジタルクリエーターズ連絡協議会編


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