<定義>
デジタル化された情報を基礎として、文字、音声、静止画、動画などの複数のメディア(情報
の表現形態)を統合して扱える方式のこと。
<解説>
従来のパソコンは文字を中心とした記号情報しか扱うことができず、いわばシングルメディア
の情報機器であった。半導体技術やソフトウェアの進歩によって、パソコンのような普及率の
高い情報機器でも、動画を含む多数のメディアを扱えるようになったことで、情報機器の効用
が大きく増大した。それが、デジタル化された通信回線と結合され、ネットワークに接続され
ているすべての情報機器と双方向で情報の送受や加工処理ができるようになると、さらにその
効用が拡大され、新しいビジネスチャンスを生むと同時に、人間のコミュニケーションのあり
方にも大きな影響を与えるものとして期待される。
<参考文献>
編集者:鈴木 力(1998)「情報・知識imidas1998」
集英社
執筆担当者:工藤 さつき(0311998063)