なります。その3種類とはNTSC方式、PAL方式、SECAM方式である。
それまでの白黒テレビとの互換性を保ちながらカラー放送を行う方法として1953年、米
国のテレビジョンシステム委員会で決定・開始されたものです。”NTSC”とは、その委員会
(National Television System Commttee)の頭文字をとったものです。走査線数525本を
30フレーム/秒で再生する。アスペクト比は4:3、1フレームを2フィールドに分けて伝
送する。ヨーロッパではPAL方式が、フランスではSECAM方式が採用されている。
PAL方式は旧西ドイツで開発され、初めての放送は1967年です。この方式はNTSC方式の欠
点を補う形で開発されました。”PAL”とは「Phase Alternation by Line color television)
の略です。カラーテレビ放送方式の1つで、欧州を中心に利用されている。輸入品のビデオキ
ャプチャーボードやTVチューナーボードなどで、PAL方式の設定を持つものがある。PALの画像
は、走査線数は625本の毎秒25フレームで表示されるため、日本や米国で使用されている
NTSC方式との互換性はない。
SECAM方式はフランスで開発され、PAL同様にカラー信号方式の技術的手段である「Sequentiel
a Memoire」からその名前がついてます。これは2種類の色信号を1種類ごと1本の走査線に乗
せ、2本の走査線で完成されたカラー信号を作り出しています。そのため受信側では1本前の
走査線を記憶させる必要があるとった方法です。SECAMは主にフランス、旧ソ連、東欧諸国、中
東の共産国諸国やアフリカ諸国等で採用されています。走査線とフィールド数は、PAL方式と同
じです。これら3種類の放送方式は映像帯域幅やチャンネル帯域幅あるいは上下側帯波帯域幅
の違いによりさらに細分化され、その数はおよそ15種類程になります。
http://www.hokudai.ac.jp/lang/palsecam-j.html
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