メディア論の5つの重要キーワード解説




キーワード3:NTSC



定義:

アメリカ・日本・韓国などで使われているテレビの放送方式。
映像信号を明るさの情報である輝度信号と、色の情報である色差信号に変換し、更に色差信号を 3.58MHzの色副搬送波に変調し、輝度信号に多重した形で伝送する。
よって、白黒テレビとの互換もとることができる。
走査線数は525本・毎秒送像数は30枚・音声を含んだ周波数帯域は6MHzとなっている。

解説:

世界のテレビジョン方式は大きく分けてNTSC方式、PAL方式、SECAM方式の3種類ある。
NTSC方式は、それまでの白黒テレビとの互換性を保ちながらカラー放送を行う方法として 1953年、米国のテレビジョンシステム委員会で決定・開始されたもの。"NTSC "とは、その委 員会(NationalTelevision System Committee)の頭文字を取ったものだ。この方式は主にア メリカ、カナダ、日本および中南米等で採用されている。1フィールドは262.5本の走査線によって 構成され2フィールドで1フレーム(1画面)を構成している。このフレームは1秒間に30枚 が送られてくる。

参考文献

「テレビジョン方式」:http://www.hokudai.ac.jp/lang/palsecam-j.html
「NTSC」:http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/9453/ntsc.htm
執筆担当者 0311998021 伊藤 巧