定義
移動体通信は無線による情報通信で、無線技術を使って携帯端末と通信を行うものである。双方向通信には携帯電話な
どの音声通信サービス、単方向通信ではポケットベルを代表するページングサービスがある。
解説
移動体通信に用いるツールとして、携帯電話、PHS、などがある。携帯電話は無線を使うことで,歩いたり車で移動
しながらでも継続して通話を実現することができる移動通信サービス。隅なくエリアをカバーできるように無線基地局を設置
していくと,ちょうど無線ゾーンの広がりが細胞(セル)状にみえるため,セルラー電話とも呼ばれる。日本の携帯電話は有
線系のネットワークとは独立して構築されている。ネットワークは無線基地局,電話制御局,電話交換局といった具合に階層
構造になっている。電話交換局で有線ネットワークの交換機と接続されている。携帯電話から無線基地局にアクセスすること
で一般電話や携帯電話と通話が実現できる。PHSは、アナログ式コードレス電話をディジタル化したもの。端末出力は現行
のコードレス電話と同程度の10mW以下だが,1つの子機端末から複数の無線基地局(親機)にアクセスできるのが特徴。
携帯電話は20世紀末を象徴するメディアだ。また携帯電話は、20世紀末の自分勝手と公と私の区別がつかなくなった社会
現象を端的に表しているともいえる。
参考文献
http://www.sys.cs.meiji.ac.jp/ipu/users/masao/Board/link/2-1/index.html#移動体通信とは
http://member.nifty.ne.jp/sozaki/index.html4.htm