キーワード:ラジオ(らじお)    担当:0311998071 小山勇次


定義

放送局から音楽・演劇・報道・講演などの音声番組を電波で送出して、一般公衆の聴取者がこれを直接受信する一方向性の無線通信方式。放送無線電話。
 

解説

放送には中波、短波、超短波帯の電波が、それぞれの特性・特徴を生かして用いられている。 日本では中波が国内向けの標準放送として、短波がおもに海外向け国際放送として、そして超短波が音質の優れたFM放送として使われている。

1888年ヘルツが電磁波(電波)の存在を実証し、96年マルコーニが初の無線電信実験に成功して、電波による通信の可能性がひらけた。 1900年にアメリカのフェッセンデンが高周波発電機式無線電話を発明、 06年のクリスマス・イブにマサチューセッツ州ブラントロックの実験局からこの無線電話機(長波)によって音楽と挨拶を電波にのせた。 これがおそらく最初のラジオ放送だろうと「放送五十年史」(日本放送協会編)は述べている。 また翌07年にはアメリカのド・フォレストが三極真空管を発明し、ラジオ放送には欠かせない連続電波の発生と変調装置発展の基礎を開いた。 1955年アメリカで世界初のトランジスタラジオが、67年日本でICラジオが発売された。
 

参考文献

大塚 信一(1998) 「広辞苑 第四版」 岩波書店
秋庭 隆(1995) 「日本大百科全集 23」 小学館