「メディア論」重要キーワード5解説 |
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情報リテラシー |
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<解説>
情報リテラシー教育とは情報に埋没することなく、情報や情報機器を主体的に選
択し、活用する技術 とそれに対する興味・態度を習得させるものである。我々が今まで受けてきた情
報教育とはコンピュータ リテラシーのことであった。 ワープロ・表計算・ プログラム作成など「コンピュータを自由自在に扱うことの
できる能力を高める教育だった。 文部省はこれからの情報教育としてコンピュータを自由に使えること(コンピュ
ータリテラシー)ではなく情報を活用すること(情報リテラシー)を目的とした教育
を行う方針である。具体的には以下の通りである。
1)自分の現在直面している課題や目的に対して「情報」をいかに収集・選択・加
工・発信できるか
コンピュータだけを使うのではなく、自分の周りにある様々な手段を用いて問題
を解決するということ
2)情報を扱う手段の特性を知り、問題を的確に解決していくための解決方法を知る
3)社会におよぼす情報の影響・情報の扱い方・情報の責任について理解し、情報社
会に積極的に参加する姿勢
つまり 与えられた問題に対して、様々な情報収集手段を用いて情報を収集し、必要な情
報を選択・加工し、発信していく、選択・加工においてはコンピュータなどを使
用し効果的にまた積極的に社会に情報を発信できる能力を 指導していく
<参考文献>
・大辞林 第2版 1995、11、3 編者:松村 明 三省堂編集所 発行所:株式会社三省堂
・文部省 情報化の進展に対応した教育環境の実現に向けて (情報化の進展
に対応した初等中等教育における情報教育の推進等に関する調査研究協力者会議
最終報告) http://www.monbu.go.jp/special/media/
執筆担当者:神山貴衣
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