メディア論
グループ作品「メディア論重要キーワード5解説」


キーワード3:チャット



定義:

パソコン通信で、同時(リアルタイム)に参加者同士が会話(おしゃべり)を行なえるよう にしたサービス。「chat」には「世間話、おしゃべり、雑談」という意味がある。このチ ャットでは、複数の参加者がキーボードを使って会話することが可能で、1人の発言は全 員にモニタされる。パソコン通信の正式な会話が掲示板であり、リアルタイムの会話は雑 談ということである。

解説:

ネットワークを通じたリアルタイムな会話を行なう仕組みには、世の中に多数存在してい ます。古くはUNIXのtalk、phoneというソフトウェアから始まって、IRC(Internet Relay Chat),ICQ(I seek you)、その他独自のソフトウェアを使ったものがある。最近ではYahoo のyahooページャなどもある。CGIを用いた「チャット」は、ユーザがブラウザを持ってい ればすぐに参加できる便利な利点があるが、サーバへの負荷が大きいこと、ネットワーク が混雑しているときには、ページの表示が遅くなって会話が滞りがちになるなどの不具合 が生じることもある。しかし、ネットワークに集う人たちにとって、「チャット」の存在 はいまやなくてはならないものとなっている。「メール」や「掲示板」では得られない楽 しい場がそこに作られるからである。 チャットでは主に文字を使って話すが、それだけでは面白くないし、表情が分かりにく いという面がある。だから、顔文字を使って、それらを改善している。また、チャットで は本名を名乗らずに自分の好きな愛称(ハンドルネーム)で、参加している。ハンドルネ ームだからこそ語りあえるのかもしれません。 チャットにはマナーが存在する。例としては愛称で呼び合う気さくな部屋とはいえ、相手が 不愉快になるメッセージは絶対に言わない、特定の人に対する嫌がらせなどをしないなど人 間が考える常識の範囲以内でマナーを守りチャットをすることが大切である。 メールと違って、すぐに返事が得られるのでおもしろいと言えるが、多くの人が参加して いるチャットの場合、誰がどんな発言をしたのかわからなくなってしまう可能性がある。


参考文献:

http://www.ascii.co.jp/ghelp/、ASCII GLOSSARY HELP

(担当:梅原 重人)