キーワード1:インターネット中毒(いんたーねっとちゅうどく)



定義:

「ネット中毒(Internet Addiction)」の症状は、いろいろな表れ方をする。
そこに共通するのは、ネットに接続することで日常生活に支障をきたしている ということである。

その「支障」は、

・社会性(朝起きれない、仕事がおろそかになる)
・精神面(生身の人間と交流できない、鬱状態になる)
・肉体面(目がかすむ、肩こり、頭痛がひどくなる)
・金銭面(電話料金、接続料金がかさむ)

など、多岐に渡る。
ネット中毒の定義とはこれらの症状がインターネットをつづけることで 表れることをいう。
ネットにつなぐことでそれまでどおりの正常な生活が保てなくなっていたら、 それは立派なネット中毒である。
そんな状態でも、「今日はやめておこう」と思って自分でコントロールできる ようならば問題はなく、自分の意思ではどうにもならなくなったときがやっかいなのである。
そう、たばこ(ニコチン中毒)やお酒(アルコール中毒)と同じで、ネットも また自分で制御できないほどハマってしまうモノということなのである。


解説:

一般的な傾向として、ネットへの接続時間が長くなりがちな人は、

・チャット(ICQやIRCなど) や
・オンラインゲーム(Ultima Onlineや東風荘など)

をやっている人が多いという。

これらを楽しむ人たちは、「テレホーダイ」に加入しているのが特徴で、この場合、
接続時間は夜11:00以降(俗に言う「テレホタイム」)になるので、どうしても
就寝時刻が深夜にずれ込み、これで生活のリズムが崩れるパターンが多いということである。
ネット中毒によって人間関係に支障をきたす場合は、

・ネットに接続するようになり他人との接触が困難になった
・他人との接触が困難であるためにネットに接続するようになった

この2パターンがある。

つまり、ネットそのものが人間関係に支障をきたす原因になっている場合だけでなく、
実生活の問題がネット中毒を引き起こす場合もあるといえるのである。



参考文献:
http://tokyo.cool.ne.jp/mipo/(インターネットジャンキー)


(担当:佐藤 亮介)