視聴率(しちょうりつ)





定義
特定時間帯におけるテレビを見ている世帯(人)の割合。
エリア内のテレビ所有世帯(人口)に対するテレビ視聴世帯(人)数の割合で、「世帯視聴率」「個人視聴率」がある。
「世帯視聴率」とはテレビ所有世帯のうち、何世帯でテレビを付けていたかを示す割合のことで。一般的に使われる「視聴率」というとこれを指す場合が多い。
「個人視聴率」とは誰がどのくらいテレビを視聴したかを示す割合・視聴者を、性別・年齢別・職業別などに分けて、どれくらい見られていたかを知りたいときに利用します。



解説
日本には32の放送エリアが有るがそれを26地区に分け各地区オンラインシステムによる視聴率調査を行っている。日本全国を対象とした調査は行っていない。
各地区の調査世帯は少なく関東地区で600世帯、関西、名古屋地区で250、それ以外の地区ではすべて200世帯となっている。
関東地区の全世帯数は14、550、000世帯、このうち大抵の家庭でテレビがあるだろう。それにも関わらずたった600世帯だけの調査で信頼できる視聴率が得られるのかは疑わしものである。
しかし、サンプル数を多くし、誤差を1/2にするためには調査対象世帯を4倍にしなければいけなく費用対効果から考えると現在の規模が妥当だとのこと。
また、現在開発中のPPM(パッシブピープルメーター)というものがある。
個人視聴率を機械で測定する方法のひとつで、テレビの前にいる人が誰であるかを自動的に識別するものである。
各テレビの測定器に超小型(CCD)カメラを内蔵させ、テレビの前にいる人を事前に登録した家族の顔の特徴と照合して、誰が見ているのかを判定します。
現在開発中のこのシステムは、対象者に負担のかからない調査方法として有効ですが、技術的な問題、プライバシー侵害の問題(カメラ内蔵)、視聴定義の問題(ながら視聴など)、調査コストの問題、など様々な課題が残されています。


参考文献
株式会社 ビデオリサーチ
http://www.videor.co.jp



担当者:浅利 誠

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