情報科教育法II 2004年度後期(木・2)
教職課程必修・教育実習先修科目
担当者:鈴木克明(ksuzuki@soft.iwate-pu.ac.jp)
TA:佐藤篤(g231c019@edu.soft.iwate-pu.ac.jp)
■講義の目的・概要(シラバスより)■
高等学校普通教科及び専門教科「情報」の教育目標、内容、指導方法について、特に、専門教科に力点を置き、情報教科の体系的・系統的カリキュラムの中に位置づけて理解するとともに、実際に授業を行う上で必要な教材研究や授業設計・実施・評価・改善能力を理解・習得することを目的とする。講義と演習、模擬授業を組み合わせて実施する。
■講義予定■
- 第1回 (10/7 ) オリエンテーション・概要説明・課題1作業
- 第2回 (10/14) 課題1発表会;課題2説明
- 第3回 (10/21) (技能五輪のため休講)
- 第4回 (10/28) (課題2作業の日)
- 第5回 (11/4 ) (課題2作業の日)
- 第6回 (11/11) 課題2発表会:課題3説明
- 第7回 (11/18) (課題3作業の日)
- 第8回 (11/25) 課題3発表会
- 第9回 (12/2 ) (課題3修正作業の日)
- 第10回 (12/9 ) (課題3修正作業の日)
- 第11回 (12/16) 課題3修正の発表
- 第12回 ( 1/6 ) 課題3修正の発表(続き)
- 第13回 ( 1/13) 情報科における演習デザイン(ガニェの9教授事象・ARCS)
- 第14回 ( 1/20) 最終課題の説明
- 第15回 ( 1/27) その他の課題発表会;仮提出期限
■評価方針■
方針:課題を全部「しっかり」やりとげたものには優を,それ以外のものには不可を。
単位取得の最低条件:毎回の講義に対しての感想、質問、意見などを提出する。
コメント用掲示板は情報科教育法IIのWebページにある。
課題1の書き込みあり,課題2の発表と掲示板登録あり,課題3の発表あり,最終課題の掲示板登録あり。
優にならない場合:最終課題の品質が悪い,出席している証拠が極端に少ない
■テキスト■
文部省(2000)『高等学校学習指導要領解説(情報編)』海隆堂出版(90円+税)
■ 課題(予定) ■
◆課題1:「専門教科の情報科とは何か」情報(個人課題)
「専門教科の情報科とは何か」の問いに答える情報を集めて専用掲示板に書き込む。
その際、その情報をどこから得たのか出典を明記する。
・発表はひとり5〜6分,全員分の配付資料を準備のこと。
とくに集めたい情報は次のとおり:
* 専門教科「情報」で学習する範囲
* 普通教科「情報」との違い(目指すもの)
* 工業高校「情報技術科」との違い
* 商業高校「情報処理科」との違い
* 大学入試センター試験「情報基礎」の出題範囲と設置目的
* 各都道府県における情報関連高校の実態と「情報科高校」設置の動き
* 総合学科ないし普通科の「情報コース」の実態
* その他「専門教科情報」を理解する上で役に立つと思われる情報
◆課題2:「『課題研究』サイト情報」(グループ課題)
専門教科「情報」の必修科目の一つ「課題研究」は,それぞれの職業高校でも行われている。情報専門高校での「課題研究」を考える上で、これは参考になると思われるWebサイトを見つけ出し、その概要を講義時間に発表する。
・グループ1〜3人(できれば複数)
・紹介するサイトを課題2掲示板に登録する(先着順)
・プレゼン10分程度,わかりやすい情報提供方法を工夫すること。
◆課題3:指導計画の作成(グループ課題)
情報科(専門教科)で教える内容を一つ取り上げて、それについて指導計画をたて、講義時間に説明する。
※前期の課題3「指導計画の作成とミニ模擬授業(グループ課題)」の課題の要件・報告スタイルに準じて準備すること(ただし,「普通教科」を「専門教科」に置き換えること)。
◆最終課題:指導計画の作成と模擬授業(グループ課題)
模擬授業の発表後、修正版をWeb化することで、最終課題提出とする。
成果をWeb上に公開・蓄積していく。
◆その他の課題
講義の進行状況に応じて,その他の課題を出すこともある。
以上
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鈴木 克明(岩手県立大学ソフトウェア情報学部 教授)
Katsuaki Suzuki, Ph. D. Professor, Iwate
Prefectural University
http://www.et.soft.iwate-pu.ac.jp/
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