2003.06.05 2312001005 小野 幸子 |
Chapter7: Role of Technology-Based Training第7章 テクノロジーを用いた研修の役割 |
研修部門自身に限らず、会社で利用されているTBT(Technology-Based Training)の方法一覧を作りましょう。
従業員は、TBTを利用するための道具と技術を持っていますか?(従業員はTBTを利用できる状態になっている?)もしそうでないなら、会社のIS組織(情報システム担当)と、全ての従業員がTBTを利用できるようにするのに何が必要かを話し合う会合を持ちましょう。
ヒント:ISグループにTBTに対して興味を持たせる1つの方法は、彼ら自身の学習ニーズとともにスタートさせることである。
利点 | 欠点 | |
同期 | ・誰がいつ参加しているのかがわかる ・議論することで、よりオープンでリッチになる ・参加者は質問することができ、かつ直接説明を受けることができる ・参加者同士で学習を支援、補うことができる |
・参加者は、他の重要な仕事を中断しても、決まった時間を空けなければならない ・次に進むにも、指示を待たなければならない ・議論はスケジュールにより区切られる ・参加者に時差がある場合、スケジュールを立てることが困難である |
非同期 | ・従業員自身のニーズやスケジュールによって参加 ・時差は関係ない |
・質疑応答は参加間に限られる ・従業員は、ディスカッションフォーラムに新しいアイデアや革命的なアイデアについての書き込みすることは気が進まないだろう |
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:コンピュータを使う活動であれば、どんなタイプの研修もCBTと言う |
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:CBTの中でも、大容量のCD-ROMを利用したものは、他よりも実写ビデオや音声を組み込むことが可能 |
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:CBTは利用中に疑問やわからないことがあっても、たずねる人が誰もいないという問題点を解決するため、オンライン教育サービス(=WBT)が登場 |
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:比較的立ち上げが簡単で低予算、たくさんの人々が同じ会話に参加できる −ただし、多人数での電話会議は、複数回線での意見交換を構築することが困難で、プレゼンテーションに制限がある |
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:これら3タイプの会議の中で最もコストが高く、フルモーションビデオを利用するには多様な高速回線が必要 |
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:それぞれの参加者の画面にいくつかフレームが分割される |
???
“間接的な情報と指示、全てのテクノロジーとその他の形式の遠隔における学習の網羅を通した知識とスキルの習得である” 米国遠隔教育協会(1999)
これは、とても広い定義です。基本的に、遠隔教育はあらゆる技術に及んでいます。放送、ビデオ、電話、そしてコンピュータを利用した会議。そして学習情報の非同期配信。
???
CBTがどんなものか知っている従業員は、学習に本を用いるほうを好む。彼らは、新しい事項に焦点をあてて各章をかすめ読むことができるからである。
間違いなく、ISDLの人的障害は時間である。仕事と家に費やす時間を考えると、その他に時間を費やす余裕はない。
パソコンがあってもCD-ROMがない、など、ハードウェアが揃わない。
全ての国の、全ての従業員が、ネットワークにアクセスできるとは限らない。
TBLの進歩のすべて、また今日の市場で利用可能な多くの優れた製品およびサービスで、すべての会社は、その総合的な研修/学習の戦略の中でTBLが果たすべき役割をよく考察するべき。同時に、会社はそれが直面する問題の解決になるかどうかの検討なしでTBLに突進するべきではない。
全ての新製品、サービスに遅れをとらないことは、それ自身手ごわい挑戦である。ASTDの最新のマルチメディアカンファレンス、TechKnowledgeカンファレンス、メイシーセンターのTechLearnカンファレンス、またはレイクウッド出版のオンライン学習会議によって、TBLの分野が何を与えてくれるのか、すぐにわかります。
毎週、少しずつながら新たなTBLの手法が発表されています:完成した形で買えるプログラム、TBLをあなたの受講者に届ける新サービス、などなど。新しい会社は、毎月すばらしい新アイデアを出しているのです。企業内研修のディレクターとして、わたしは毎週、業者(供給先)から少なくとも12件の電話や手紙を受け取っています。専門雑誌は、彼らの光沢紙の広告で満たされています。どんな国際会議においても100以上の業者が最新商品を展示しています。
これをどう理解しますか?