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有意差は?


分布表をみると次のようになります。

要因A 自由度1 1 自由度2 14

  F比は・・・ 有意でない 

要因B 自由度1 1 自由度2 14

  F比は・・・ 5%水準で有意である

A×B(交互作用) 自由度1 1  自由度2 14

  F比は・・・ 5%水準で有意である

交互作用のグラフはこうなります。

分散分析の結果、A要因の主効果には有意差が見られず、B要因の主効果と交互作用に有意差が見られました。

ということは、「B要因(つくりおきor発注)に単独の効果があり、しかもA要因の条件との組み合わせによってまた効果に違いがでてくる」ということが分かります。

それぞれの平均をみると・・・

 

つくりおき

73.00

67.33

注文

73.67

73.13

B要因の「注文」が「つくりおき」に比べて、平均が高いことが分かります。

また、B要因の「注文」の効果が、「箱」より「紙」の方に強くあらわれていることが分かります。

つまり、「箱」であれば「つくりおき」でも「注文」でもそんなに変わらず、「紙」であれば、断然「注文」の方がよい、ということが分かります。

店員:「なるほど・・・お客さんはやっぱりできたてを求めてるのか・・・箱はかさばるし、紙なら地球にも優しいし。よし、うちは発注型の紙包みに決めた!」

分散分析のまとめ