レイヤー-1[いらつきのなさ (精神衛生上の要件)]

下にレイヤー-1の「困っていること(Q…となっている文章)」のリストを表示しています。各「困っていること」をクリックすると、その「困っていること(Q)」に対応する「答え(A)」を表示します。
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困っていることリスト

  • Q. 学習者がパソコン・携帯電話など様々なデバイスで学べるようにするためにはどうしたら良いでしょうか? 144ビュー

    A. まず、eラーニングのシステム(LMS)がどのようなデバイスをサポートしているか知ることが大切です。それに加えて、LMSに載せるコンテンツも、パソコン、スマートフォン、携帯電話では画面の情報量(大きさ)が違うこと、学習者の場所やデバイスで通信速度や安定性に相当な差があることを考慮し作成する必要があります。複数のデバイスをサポートしたい場合は、その制約条件の中で最適なメディアを使うことが求められます。遅い通信速度ではビデオ配信は厳しいですし、画面の小さなデバイスでは元々紙や本で提供されている物をPDFで閲覧することは厳しいです。本当にビデオが必要か?(音声やテキストでは満たされないか)、PDFでなくHTML形式にできないかなど、まずその学習に必要なメディアが何かを考えること。学習者の相互作用などeラーニングが得意とするもの以外は別のメディア(本・DVDなど)を活用するなど、最適なメディアを考慮して下さい。 デバイスや通信性能は刻々と進化していますので、一度作ったものを作り直す場合には、新しいメディアを考慮することを忘れないで下さい。

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    A1. この資料では、対象とする学習内容に対し、どのようなメディアがふさわしいかを考えるために何を考慮するかを解説しています.
    鈴木克明(1985)「教授メディアの選択にかかわる要因」『視聴覚教育研究』16,1-10
    A2. この資料の最後のページに「デザイン要素」として、オンライン(eラーニング)で提供する要素とオフライン要素を提案しています.
    鈴木克明(2012)「次世代eラーニングセミナー講演資料 これからの大学に求められる学習環境の設計術」
  • Q. 外国人など,多様な文化からの学習者が想定されます.どのような点に留意していったらよいでしょうか? 62ビュー

    A. たとえば,学習の文化的次元フレームワークの観点でとらえてみてはいかがでしょうか.このフレームワークでは次の8つの次元から,文化的な多様性に配慮していくことを提案しています. ■社会的関係性:平等-権威,個人主義-集団主義,育む-挑戦  ■認識論的な信念:安定-不確実さの許容,論理性-合理性 因果システム-複雑なシステム  ■時間の知覚:時間厳守-成り行き,直線-循環的

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    A1. 全国大会の発表論文です.学習の文化次元フレームワークについて詳しく紹介されています.
    鈴木克明,根本淳子(2011)教育設計における社会・文化的検討についてのフレームワーク.教育システム情報学会第36回全国大会(広島市立大学)発表論文集:232-233
    A2. 研究会発表の論文です.多様性への対応について,いくつかのモデルが紹介されています.
    鈴木克明・根本淳子(2011.10)「教育設計における社会・文化的配慮についての動向」日本教育工学会研究報告集11-4:185-188
  • Q. 利用者の中に高齢者や障がい者が含まれる可能性があります.誰にでも使いやすくしていくために,どのような点に注意すればよいでしょうか? 56ビュー

    A. 誰にでも見てもらうようにしたい場合,アクセシビリティの観点が重要となります.特に対象者に障がい者や高齢者が含まれる場合,あるいは公共性が高い場合,子どもなどがアクセスする場合には特別な配慮が必要です.

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    A1. 高齢者や障がいのある人も含めて誰もが利用できるかどうかをアクセシビリティと呼びますが,特にWebのデザインに冠しては,ウェブアクセシビリティのガイドラインがJIS規格で定められています. このサイトでは,ウェブアクセシビリティの詳しい解説があります.
    株式会社インフォアクシア「Infoaxia:アクセシビリティを理解し実践するためのポータルサイト」
    A2. ウェブアクセシビリティに関するガイドラインが提供されています.JIS規格に関わる情報があります.また,アクセシビリティチェックツールなども提供されています.
    情報通信アクセス協議会:ウェブアクセシビリティ基盤委員会
  • Q. 障がいのある学習者を含め,学習者の多様なニーズに配慮していくためには,どのようにしたらよいでしょうか? 46ビュー

    A. 学習のためのユニバーサルデザイン(UDL:Universal Design for Learning)という考え方があります.たとえば,米国のCASTという団体が整理しているUDLガイドラインがあります.このガイドラインは,「認知のための多様な方法の提供」「行動と表出に関する多様な方法の提供」「取り組みに関する多様な方法の提供」の3つの柱で,整理されています.

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    A1. UDL情報センターのサイトでは,UDL関連の情報が提供されています.特に,UDLガイドラインの日本語訳が提供されています.
    アンダンテ西荻教育研究所:UDL情報センター